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山陰広告賞2024キャプション
 >AMAFES2023 ポスター
 >海士町大感謝祭 ポスター

ご覧いただきありがとうございます。

ミナミデザインの出展ポスター2点のコンセプトや制作意図など、

こちらに記載しています。スクロールしてご覧ください。

AMAFES2023 ポスター

・制作コンセプト・・・・

このポスターのコンセプトは、

「多様」です

プリントに手書きを組み合わせるポスター

現場で完成させる参加型ポスター

すべてが違うポスター

思い出に残るポスター

 

ポスターの目的が「記憶に残ること」であれば、
今回のように一点物を参加者と一緒に作り、設置する事も、

記憶に残っていいんじゃないかと思い、こちらが完成しました

 

「ポスター」という固定観念​が更新できたらいいなと思います

・制作背景・・・・

去年、後鳥羽院芸術文化祭という海士町のイベントがあり、

その最終日の大トリのプログラムとしてアマフェスが開催されました。

 

このイベントはもともと島前高校生が発起人。

2018年に開催されたアマフェスを、自分が学校にいるうちに

「もう一度やってほしい!やりたい!」と言う気持ちで、

音楽イベンターの「なかむらりょかん」の方々や、

後鳥羽院検証事業実行委員会の方々に伝え、開催されました。

運営はもちろん、ほとんどが素人です。

いろんな準備や、たくさんの調整ごと、初めてやることも多く、ホントに大変だったはずです。
でもその中で経験して失敗したことも成功したことが、

未来の糧になるだろうなと思いました。


イベント当日はあいにくの雨予報。

会場も島民ホールにするか、そのまま屋外でいくか、決断を迫られていましたが、

予定通り屋外で決行することに。

それでもたくさんのアーティストと一緒に楽しみに、

島内外からたくさんのお客さんが来て最高のイベントになったと思っています。

・制作プロセス・・・・

イベントの主体である後鳥羽院芸術文化祭のテーマは「波」で、テーマカラーはブルー。

そこで、島前高校と花や草木を、テーマである「波」を感じられるような写真を作り、

カラーもブルーにしました。

そこにメッセージを一言。

「離島の高校生がフェスやりたいなんて、無理だ」
「離島の高校生がフェスやりたいなんて、無敵の理由だ」


その2つのメッセージをここに込めています。


そして、ポスター下部に、そのキャッチコピーを受けて、
「だからやります」と入れています。

でも、

このポスターのメッセージは、どちらかと言うと大人からのメッセージです。

でも、今回の主体はあくまでも高校生。だから、このままではまだメッセージが半分です。

高校生が自分たちで考えていたキャッチコピーの「ぶっ飛んだもん勝ち」というのを、

このポスターの上に書いてもらって、このポスターを完成させようと思い、

たくさんの高校生に書いてもらいました。

これで、ポスターは完成です。

逆境だからこそ、そういう想いを形にするために、

たくさんの大人たちと、たくさんの高校生が力を合わせてこのイベントを成功させる。

そんな挑戦の島、海士町らしいメッセージをこのポスターから伝えたいなと。

そんな思いのこもった、手書きと融合したポスター。
みんなで楽しくどんなふうに描こうかなと考えたり、

おいおいって言うくらいでっかく書いたり、馴染むように控えめに書いたり。

ほんとに多様なポスターが出来上がりました。


その気合いの乗ったポスターを雨の会場に大量に貼り、

お客さんたち・アーティスト・運営の人・スタッフ、会場にいたすべての人が見て、

少しでも気分が上がったら、よかったなと思っています。

海士町大感謝祭(キンニャモニャ祭り)
ポスター

・制作コンセプト・・・・

このポスターのコンセプトは

「現代の浮世」です

毎年開催されているキンニャモニャ祭り。

海士町の町中に張り出されるポスターなので、これは海士町の環境の一部になります。

だから、この町にしっくりくるものになるように考えました。

古事記の時代から文化と歴史のある海士町。

地元の人も移住者も、老若男女のもつ多様な文化や生態系がある面白い町です。

今は、島体験で来ているたくさんの若者も多い海士町。

そんな町で開催されるお祭りを、新旧のミックスした「モダンな浮世絵」として表現しようと思い、

こちらが完成しました。

・制作背景・・・・

海士町で毎年夏に行われる「キンニャモニャ祭り」。

今年は役場が運営主体となって、「海士町大感謝祭」と名前を変えて開催。

そのポスターを作りました。

運営が変わったり、内容が決まらなかったりで依頼があったのは7月下旬。

1ヶ月を切ったあたりから制作を特急で開始しました。

でも、せっかくなので、面白いものを作りたいので、

海士町で海士物産を営むファンゴのメンバー(20代)と一緒に作ることにしました。

 

・制作プロセス・・・・

イラストとデザインは、ファンゴメンバーと、

特にイノウエユウイチロウと中心に進めていきました。

僕はコンセプトからディレクションをしました。

初めに上がってきたのは、割と渋いイラストでした。

それはそれで、ポストカードとかなら良かったと思うのですが、

祭りのポスターなので、

もっと賑わいと祭り感と、ちょっとぶっ飛んだカオスな感じを入れたいと思って、

資料やらサンプルやらを送って、このように仕上げてもらいました。

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